2010/11/06

Turn Back!

いったりきたりで申し訳ありませんが、
このブログでの投稿はいったん休止して、
古巣のUrban Guitar SAYONARAに再び戻ります。

何かあったら、またこちらのスペースを使っていきますが、
それまでは、こちらは休止させていただきます。

BUG

2010/11/01

Cosmic Sound - 『VHS Vision』

 
 Cosmic Sound - 『VHS Vision』


- Tracklist -
 01. Backyard Woods
 02. Purple Melody
 03. Little Flower
 04. Radical Eye
 05. Night Owl
 06. Bear Auras
 07. Wind Shine
 08. R.I.P. Robin The Cat
 09. Weird Trees

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Release Date : 2010.05
Label : Not On Label

Keywords : Electronica, Hip-Hop, Pop, Sample-Based, Synthesizer.

 - Flavors.me
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   on YouTube / on Twitter

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 アメリカ合衆国のStephen Farrisのソロ・プロジェクト、Cosmic Soundの作品がフリーで公開されています。SoundCloudでも複数の曲を公開していますし、このすぐ後にも『Alphabet Soup EP』という3曲入りの作品を、Stephen Farris名義で、やはりフリーで公開しています。私はそちらから先に聴いたわけですが、こちらの方が曲数も多いし、聴き応えがあったので、あえてこちらを紹介。

 サンプリング重視のHip-Hop、というかHip-Hop自体がサンプリングで成り立ってきたわけですが、その中でもやはり作られる音には、いくつかのスタイル(ジャンル、呼称ともいえるかもしれない)のようなものがあると思います。Stephen Farrisの作るサウンドも、おそらくはサンプリングした音(その出所は確かではないけれど)を編集・加工、そこにさらに、自身の手による音をプラスしていくことによって作られていると思うのですが、まことにレトロスペクティヴな質感が特徴的。ビッグな鳴りの、ノスタルジックなシンセサイザーが持つ、シンセ感丸出しのスタイル。切り貼りの顕著な、アナログなループ感のリズム。さらにはビデオクリップも、下に示すような、VHSを編集したと思しき回顧的なスタイル(使われている映像も決して新しくないと思う)。しかしながら、うまく言えませんが、決して過去への憧憬からそのスタイルを模倣しているだけでなく(おそらく彼はまだ若い)、80'sと言ってもいいと思うんですが、ある種Psychedelicなテイストも持つドラマチックな飾りつけを上手く利用して、モダンなPop musicを作っている、そんなイメージです―実際のそのテクニカルな部分や、音の作り方の時代性については言及できないけれど。

 "Purple Melody"のこのシンセのミニマルなメロディと、その音色のもたらす脱力感、裏で飛び交うヴォーカルライン、その絡みがすごく気持ちよくてフェイバリットなトラックです。続くM-3もBleepyなシンセと脱力ヴォーカルのPopソングでこれもいい。"Night Owl"のラジオのジングルみたいなイントロが、ミッドナイトに高速走ってるとき(私は運転できませんが)に交通情報流れてきたときを想起させ、まさにNightな感覚が心をくすぐったり。挿入されてくるヴォーカルもいちいちウィスパー気味。レトロスペクティヴ。けれどいい。私自身、Hip-Hopはほとんど聴かないんですけどね、こういうHip-HopテイストのElectronic musicはたまにすごく食指を動かされる。気になった人は『Alphabet Soup EP』もチェックです。アルバムも控えているとかいないとか。


 - Related Release :
  ≫ 『Alphabet Soup EP』


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Cosmic Sound - Bear Auras


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 source of information is vinyl meltdown. thanks.

Tsukimono - 『Field hollers 2000 - 2010』 [IAT.MP3.015]

 
 Tsukimono - 『Field hollers 2000 - 2010』 [IAT.MP3.015]


- Tracklist -
 01. Black on grey
 02. Bit my leg off
 03. Gloomy Sunday
 04. Sung about, gone
 05. Great blood
 06. When I vibrate it hard
 07. When my heart's not in it
 08. Wallstreet28
 09. Gets famous
 10. Weak ends, weekends
 11. Ending received

 Listen :
  ≫ Bit my leg off
  ≫ Weak ends, weekends

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Release Date : 2010.09.02
Label : It's a Trap!

Keywords : Acoustic, Ambient, Experimental, Guitar, Instrumental.

 - Time Canvas
 - Tsukimono on MySpace

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 スカンジナヴィアのミュージック・ジャーナル、It's a Trap!より。スウェーデンのJohan Gustavsson Wintherのソロ・プロジェクトであるTsukimonoの作品がリリースされています。彼のblogあるいはMySpaceをみると分かりますが、彼はTsukimonoとして、これまでに非常に多くの作品をリリースしてきています。そんなTsukimonoの、この10年間の歩みを凝縮したコンパイル盤が、ここにある『Field hollers 2000 - 2010』。

 どの曲がいつ何に収録されていたのかはリリースページに情報がありますので、そちらを参照してください。MySpaceなんか見ると"Death Metal"なんて言葉もあるので、身構えてしまいましたが、少なくとも表面的にはDeath Metalの要素はかぎとれません。あえて言うなら、Death Metalというよりは、その延長線上にも位置づけ可能なDoomのエッセンスがあるようにも思えますが、それもさほど強烈なものではなく。今作に関する限り、このTsukimonoのサウンドとして聴こえてくるのは、アコースティックな楽器―ピアノやギターが主体のInstruemntalと、それらについてのポスト・プロダクションによって生み出される、ちょうど"Electroacoustic"というべきもの。しかしそこにあるのは華麗な流れや、爽快感のあるミュージックではなく、鬱屈した感情、内向的なムード、空気のピンと張り詰めた空間。スロウで静謐なサウンドからくる重いイメージの裏にかくれている衝動―たとえばM-9の最後に遠くで垣間聴こえる、エレキギターとシャウトのような、そういった部分が、私にDoomに通じるものを感じさせたのかもしれません。そういった意味でもヘヴィーな作品だと思います。そもそもTsukimono(憑き物?)という名前の響き自体、日本語を知った者には、どこか暗い印象がありますね。

 前半はギター、後半はピアノが中心の曲が選らばれているように思います。緊張感に身をゆだねながら、電子的な味付けをされた、Acousticな楽器の音の鳴り、あるいは響きを追いかけるもよし。音から立ち上がってくる孤独の空間に浸るのもよし。気に入った方は、これまでの彼の作品を追いかけるもよし。

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(CC) by - nc - sa 3.0

SoftMotel - 『Délután kettő』 [SYR008]

SoftMotel - 『Délután kettő』 [SYR008]


- Tracklist -
 01. Fél egy
 02. Levelek lent
 03. Puha és könnyű
 04. Tegnapi szirom
 05. Tenyerek
 06. Délután kettő
 07. Mindennap, ez a nap
 08. Repedések felett
 09. Dunántúl
 10. Szemem
 11. Zápor, zivatar
 12. Kommersz

 Stream ≫ Tegnapi szirom

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CD cover : syr008_cover.pdf
CD-labelprint : cd_labelprint.jpg

Release Date : 2010.06.18
Label : SYRUP LABEL

Keywords : Ambient, Electronica, Experimental, Glitch, Piano.

- SoftMotel on MySpace / on Facebook / on SoundCloud

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 ハンガリーのネットレーベル、SYRUP LABELより。久方ぶりのリリース。ソロ・プロジェクトなのか、Balázs Mesterを核としたユニットなのかハッキリとしませんが、SoftMotelの作品がリリースされています。以前にも同レーベルから『Tudod, hol van』のリリースがありますので、今作が2作目。

 Glitchyな音作り、ざらついた、ソフトにノイジーなテクスチャーが特徴的なAmbient/Electronica。メロディはさほど際立っていませんし、とっつきやすいサウンドでもありませんが、確実に"聴かせよう"という
意志が感じられます―たとえばピアノの音色が頻繁に用いられていますが、これも単純に音の響きを利用しているというよりは、メロディを鳴らしている感が強い。即興的な電子音の反復フレーズとその中を流れていく鍵盤の音色、その組み合わせがストレンジながらも、輝かしい流れをイメージさせるM-4などは、特に面白く、耳を澄ましていると不思議な感覚におそわれます。

 全体に漂うホワイトノイズのような薄いヴェールも、聴取の感覚に多分に影響を与えていると思う。実際にホワイトノイズが気持ちをリラックスさせるということも言われているし(実証されているかは各自でお調べください)、そういった意味でもここにある柔らかく、けれどノイジーなテクスチャーは、リスナーの精神を安定させる効果があるのではあるまいか。なぜなら上にも書いたように決して一聴して耳に馴染むようなサウンドではないのにも関わらず、このGlitch/Noise、そしてAmbientな空間に精神をシンクロさせることができれば、それは不思議と(私に)落ち着きをもたらすからです。そういったGlitchやNoiseもひっくるめた、一見ストレンジな、けれどAmbientなサウンドの中に、積極的聴取も可能な音楽的要素をしのばせているのが、このSoftMotelのスタイル―真骨頂とも言えるんじゃないかと思う。

 明滅するようなGlitchyなAmbienceを聴いていて思い出したのは、i/dexや、12two100のメンバーでもあるmikrodepresja(Robert Skrzyński)の作品などです。SoftMotelの方が音楽的ではあると思いますが、興味のある方は探索してみてください。

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Notes: all tracks created by Balázs Mester
Cover: Anna Mészáros

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(CC) by - nc - nd 2.5

Ekofisk - 『Bad Weather』 [BFW085]

 
 Ekofisk - 『Bad Weather』 [BFW085]


- Tracklist -
 01. Deadwater Horizon
 02. Betancuria
 03. Distant Gods & Faded Signs
 04. Some Safe Place  

 Listen ≫ Deadwater Horizon

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Release Page :
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Release Date : 2010.10.25
Label : BFW Recordings

Keywords : Ambient, Electronica.


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 イギリスのネットレーベル、BFW Recordingsより。詳細は不明ですが、Ekofiskの作品がリリースされています。

 スペーシーな感覚のAmbient/Electronicaですが、たとえばM-1などはレイヤー状のシンセの中にひとつ低音を入れることで、単純なレイヤーの重ねあわせよりもDeepな聴覚世界を描いているように思います。ちょっとばかりBrian Enoを感じさせるような部分もあり。M-2は透明感のある空間の中で、ギターのようにも聞こえる音が幾重にも広がりながら伸びていく、私にとっては非常にチルアウトを誘われる、気持ちのいい、美しいトラックです。

 打って変わってM-3はリズムが入っており、てっきりリズムのない展開で進むと思っていると驚かされます。DeepでWarmyな音の包容と、スロウに引き伸ばされる悲しげなフレーズ。見える景色は明るくはないけれど、自然と気持ちは落ち着いていく。M-4も不定形のAmbienceの中で細かい電子音が瞬き、反響していく、クリスタルなトラック。全編通じてのイメージは、さながら氷を透かしてみる太陽のような。ゆらぎながら明滅する輝きと、そこにある冷たさ。いくらかの非現実感。チルアウト。そしてこのジャケット画像は何ゆえに選ばれたのでしょうか。
 
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(CC) by - nc - nd 3.0